【illustratorの使い方06】パスの概念について

シュムデザインの新里です。

今回は、illustrator学習の基礎として、「パスの概念」について学習をしていきます。

ここで学習する内容で大切なことは、下記の通りです。

  • パスはアンカーポイントとセグメントで構成されている
  • アンカーポイントから伸びる方向線をドラッグすることでセグメントを湾曲できる
  • ダイレクト選択ツールでそれぞれを直接に選択や削除できる

それでは、それぞれについて解説をしていきます。

パスはアンカーポイントとセグメントで構成される

illustratorのアンカーポイントとセグメント

長方形ツールやペンツールで作成されたパス(オブジェクト)には、「骨組み」みないなものが存在します。

その骨組みの「関節」になる箇所を「アンカーポイント」、骨組みの「骨」になる箇所を「セグメント」と言います。

つまり、全てのパスはアンカーポイントとセグメントで構成されていると言うことができます。

方向線をドラッグすることでセグメントを湾曲できる

illustratorの方向線

湾曲部分のアンカーポイントを「ダイレクト選択ツール」でクリックすると、両方向に「方向線」が出ていることがわかります。

この方向線を調整することで、セグメントの湾曲具合を変えることが可能です。

しかし、この扱いは慣れるまでは結構難しいので、最初はうまく操作できなくても気にする必要はありません。

「スムーズポイント」とは、方向線が出ている状態のアンカーポイントのこと。逆に方向線が出ていないアンカーポイントを「コーナーポイント」と呼ぶ。長方形ツールで描画した図形のアンカーポイントは、通常、コーナーポイントになっている。

スムーズポイントへ切り替えるには、ダイレクト選択ツールで個別に選択後に、下記の図のようにオプションバーから切り替える必要がある。

illustratorのコーナーポイント・スムーズポイント

ダイレクト選択ツールでそれぞれを直接に選択や削除できる

illustratorのダイレクト選択ツール

「ダイレクト選択ツール」を使用すると、それぞれのアンカーポイントセグメントを、直接選択することができます。

選択された状態でdeleteすると、その部分だけが削除されます。

例えばセグメントが削除されると、その部分のセグメントがなくなるので、illustratorでは、その部分だけ「線」がなくなったような表現ができます。

一部のセグメント(線)がないパスを「オープンパス」、通常のパスを「クローズドパス」と言ったりします。

illustratorのオープン・クローズドパス

まとめ

今回の動画では、簡単にパスの概念について解説しました。

少し難しい部分もあったと思いますが、最初から全てを理解できる必要はありません

illustratorを普段から使用していれば、自然と理解できてくる部分ですので、焦らずゆっくりと理解していきましょう。

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